アレルギーで悩む妊娠中のママさんが知っておきたい薬のリスク

アレルギーで悩む妊娠中のママさんが知っておきたい薬のリスク

現代人のほとんどは、何らかのアレルギーを持っていると言われています。
また、世の中には様々なアレルギーの種類が存在します。
では、抗アレルギー薬を服用している場合、妊娠直前まで飲んでいてたり、妊娠中にも飲んでいても胎児に悪い影響はないのでしょうか?
今回は、アレルギーで悩む妊婦さんの薬のリスクについてお伝えします。

妊娠中の胎児へのアレルギー体質の遺伝

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妊娠中に胎児へのアレルギー体質の遺伝がなされるのかどうかについては、妊婦さんが本当に危惧して悩むところですよね。
残念なことに、胎児にアレルギーが遺伝するかは、持ち合わせた遺伝的な要素が大きな影響をおよぼすので、心配をし過ぎてもどうしようもないことがあります。
もしもアレルギー体質を両親が持ちあわせている場合には、ほぼ確実に胎児に遺伝をするといわれています。
両親のどちらかにこの体質がある場合には、アレルギーの遺伝確率は高くなるのです。

ただし注意して頂きたいことは、遺伝体質の有無が発症には関係をしないと言われているため、アレルギー体質の遺伝と、アレルギーの具体的な発症とは分けて考えるべき問題です。
基本的には、胎児が出産から育っていく際の生活の環境等の影響が大きいと考えられていますので、先天性の素因よりも後天的な要因の故にアレルギーが発症することになるのです。

ただし、遺伝では両親にアレルギー体質がない場合であっても、両祖父母にアレルギーの素因があると体質を隔世遺伝で継承する場合が想定されます。
家系的に兄弟・姉妹が少ない場合にも、アレルギー性の素因が潜在していることに気づきにくいことがあります。

妊娠中の食生活と胎児のアレルギー体質

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ところで、妊娠中の食生活と胎児へのアレルギー体質の発現には関係があるのでしょうか。
卵と牛乳と大豆という三大タンパク質が「アレルゲン物質」と呼ばれているのは広く言われています。
とりわけ、卵と牛乳の摂取がアレルギー体質の遺伝的な発現に影響を及ぼすとされていますが、実際にはどうなのでしょうか。

結論から言えば、妊娠時にアレルゲン物質を大量に摂取したからといって、胎児にアレルギー体質が発現するという直接的な因果関係はないようです。
このことは、次のように考え方を整理することができるかもしれません。
両親の持っている体質を胎児が受け継ぎ、妊娠中にアレルゲン物質を含む食品が、アレルギーを発症させるということです。
妊娠の後期に、アレルギー抗体(専門的な表記ではIgE抗体)が胎児に形成されるのですが、家系にアレルギー体質の人がいると、このとき胎児にもアレルギーが遺伝する可能性があります。

しかし、アレルギー素因を持つ妊婦さんが牛乳を絶対に摂取してはいけないというわけではありません。
これは研究者の間でも見解がわかれますが、牛乳に含まれるカルシウム・鉄分を摂取することは、栄養のバランスを考えると重要であるからです。

ここで重要なことは、偏らないバランスのとれた食事を取ることであり、一日当たりの摂取量を考慮することなのです。
具体的には、卵は一日に1個程度、牛乳は一日あたり1杯(200ミリリットル)程度に抑えることです。
これらの食品は、加熱することでアレルゲン物質の作用は緩和されます。
また、アレルギーに関連する要因には食品添加物も想定されています。
インスタント食品、ファストフード、スナック菓子等は妊婦さんにとっては良くない食品です。
さらに、外食をすることや加工食品に対しても注意を払う必要があります。
アレルギーの発現への影響を考慮する時には、新鮮な食品素材を用いて自宅で調理を行うことをおすすめします。

妊娠中の胎児への薬の服用による悪影響について

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薬の服用により、妊娠中の胎児に悪影響が出ることは多くの妊婦さんが危惧するところです。
実際に胎児に薬は影響を及ぼすのでしょうか。

妊娠中に薬を服用していない場合でも、先天性の異常、いわゆる奇形は100人に2人程度(2%)の割合で発生します。
この発生率は確率論的な問題ですので、どの妊婦さんでも危険性は同程度であると言えます。
しかし、大部分の薬は危険な催奇形性はありませんので、先天性異常が自然に発生する確率を高めることはないのです。
言葉を換えれば、催奇形性を数倍から10倍までに高める薬は危険な薬とみなされますので、使用前に厳格なテストが行われたり、服用期間中には「妊娠をしないように」と、処方する医師から求められたりします。

妊娠中の胎児に奇形を生み出す(薬の)作用のことは「催奇性」または「催奇形性」と言われます。
胎児の発育・機能に悪影響を与えることは「胎児毒性」と言われています。
このような作用、性質については、薬の発売前に動物を用いた実験によって確認が厳格に行われます。
催奇性の強い薬の例として抗がん剤がありますが、妊婦向けにはこの薬が発売されることはありませんし、日常的に薬局で購入できる市販の薬についてはより厳重に制約が課されています。

動物での実験では、投薬試験での危険性の確認が行われているとは言え、人間でこの催奇性を確認することに厳密性を期することはなかなか困難です。
そのため、胎児の催奇性の問題がクリアされていたとしても、不必要な薬は服用しないことに限ります。
妊娠時あるいは妊娠の可能性のある場合には、かかりつけの医師または薬剤師の指導を受けながら服用判断をすることが肝要です。

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宮川修一

株式会社ベジタル 代表
ウェルネス・アンバサダー
2011年12月生まれと2015年5月生まれの男の子の父。サラリーマン時代にスープ専門店を経営。妻の妊娠を期に、子供の食育はお腹の中から始まっていることを知り、産前・産後の健康をサポートするマタニティスープを開発。プレママ・ママが住みやすい環境づくりを応援するためベイビースタイル、まえばしマタニティサークルなどを実施中。

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