妊娠初期の食事で気をつけるべき3つの食品

妊娠初期の食事で気をつけるべき3つの食品

妊娠をすると、体に様々な体調変化が起こります。
特に妊娠初期は食事をとることもままならず、つらい時期もあると思います。
しかし赤ちゃんのためにも必要な栄養はできる限り摂取しておきたいところです。
妊娠をすると、口から入るものはすべて赤ちゃんに影響を与えてしまいます。
妊娠をしたら今までの食事のようになにを食べてもいいというわけにはいかなくなってしまいます。
そこで今回は、妊婦さんはどのような食事を摂れば良いのか、妊娠初期の食事で気を付けるべき3つの食品をご紹介いたします。

【アルコール】

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お腹の中の赤ちゃんは胎盤を通して栄養をとっていますが、お母さんがお酒を飲んでしまうと、アルコールも同じように運ばれます。
赤ちゃんも大人と同じように肝臓でアルコールを分解しますが、肝臓の機能が未発達であるため、アルコールを分解するまでには時間がかかってしまい、負担が大きいです。
そのため、分解されるまでに赤ちゃんの体内にアルコールが残ってしまい、それによって影響が出てしまうのです。
この影響による症状を「胎児性アルコール症候群」といいます。
これは妊娠中に飲酒をすることによって胎児に起きてしまう先天性疾患のことです。
ただし、この胎児性アルコール症候群は妊娠中に飲酒してしまった場合に必ず起こるものではなく、妊婦さんの体型や飲酒の量・時期など、複数の環境によって異なります。
高齢出産ほど、長年のアルコール摂取によって生殖細胞が影響されており、妊娠中の飲酒による症状が出やすいともいわれています。

胎児性アルコール症候群の主な症状としては、 低体重・低身長などの成長の遅れがでることがあります。
アルコールを摂取しない母親から産まれてくる子供よりも5~10%ほど小さくなり、産まれてからの成長も遅くなる可能性があります。
また、中枢神経系の異常による発達障害や行動障害が起きることもあります。
そのほか、小頭症、耳の位置が低く反り返る、小さい目、低い鼻など、容姿にも影響を与えることもあります。
胎児性アルコール症候群に治療法はないため、飲酒は控えた方が良いです。

少量のアルコールなら大丈夫だろう、と思ってアルコールを摂取してしまう妊婦さんもいるようですが、妊娠期間中のどの時期にも胎児性アルコール症候群になる可能性はありますので、妊娠がわかった段階でアルコールは控えるようにしましょう。

また、料理にアルコールが使われている場合もあります。
みりんにもアルコールが入っていますが、アルコールは加熱すると飛んでしまうので影響がないといわれています。
心配な場合はアルコール度数1%未満の「みりん風調味料」がおすすめです。
お菓子ではバーボン入りのチョコレ―トや洋酒漬のフルーツを使ったケーキなどがありますが、アルコールが入っている物は控えた方が安心です。

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【生もの】

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生肉や生卵、生の魚介類などの食事は妊娠初期は特に注意が必要です。
生肉には「トキソプラズマ」という寄生虫がいる場合があります。
この寄生虫はすべての哺乳類や鳥に感染する可能性があります。
妊娠中にトキソプラズマに感染してしまうと、胎児に精神発達の遅れや視力障がい、脳性まひなどの先天性障がいが発生してしまう可能性があります。
トキソプラズマは67度以上の熱で死滅しますので、肉を食べるときは生ではなく、火をしっかり通すようにしてください。

卵の殻には「サルモネラ菌」が付着している可能性があります。
サルモネラ菌に感染しても、直接胎児に影響があるわけではありません。
しかし妊娠中に食中毒になってしまうと、嘔吐や下痢を引き起こしてしまい、それが原因で流産になってしまうこともあります。

生の魚介類は新鮮なものであれば食べても問題ありません。
しかし妊娠中は免疫力が低下していますので、普段は問題のないものでも食中毒の危険性は高くなってしまいます。
ですので、妊娠中はなるべく加熱をした食事が安全です。

【チーズ】

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ナチュラルチーズは妊娠中に避けた方が良い食事になります。
ナチュラルチーズには、「リステリア菌」に感染する危険があります。
リステリア菌とは大腸菌などと同じように食中毒を引き起こす危険性があるものです。
リステリア菌はそれほど強い菌ではなく、感染しても重症化することはあまりありません。
しかし、妊娠中は免疫力が低下しているため、健康な人なら問題ないリステリア菌であっても感染し、重症化する恐れがあります。

リステリア菌に感染してしまうと、ほかの食中毒と同じように発熱や筋肉痛、吐き気、下痢などが起こります。
熱も上がりやすいので、インフルエンザなどの感染症と間違われることもあります。
リステリア菌による食中毒がさらに悪化すると、頭痛や髄膜炎、敗血症、意識障害、痙攣などを起こしてしまい、最悪の場合命に関わります。

妊娠中にリステリア菌に感染すると怖いのが、胎児への影響です。
リステリア菌は胎盤を通じて胎児に感染することがわかっており、その結果、妊娠初期であれば流産、それ以降でも早産や死産を引き起こす可能性が高まります。

まとめ

食事によって引き起こす可能性のある胎児への影響は、ママの注意で防ぐことができます。
家族にも理解してもらい、家庭での食事だけではなく、外食でも配慮してください。

まなみ

writer/管理栄養士
2人の女の子のママです。職業は管理栄養士でただ今育児休業中。優しいパパに支えられながら、家事育児に奮闘中です。2人の子どもの成長と休日の家族団らんが今の楽しみです。

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