いよいよ出産のとき!知っておきたいお産の準備・流れ

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いよいよ出産のとき!知っておきたいお産の準備・流れ

ついにこの日がきました!
パパとママ、きっと赤ちゃんも待ちわびていた対面の日です。
お産は十月十日のファンファーレであり、赤ちゃんとの初めての共同作業でもあります。
けれど、やっぱり不安はつきもの。
この不安を少しでも解消するために、今回は出産の基礎知識とお産・お産の後の流れをお伝えしていきます。

出産前の妊婦健診〜お産直前まで


はじめに、出産直前に行う妊婦健診の内容から陣痛、子宮口が開くお産直前までに必要なことや流れをお伝えしていきます。

出産直前の妊婦健診

ノンストレステスト

赤ちゃんにストレス(陣痛)がない状態のときに、赤ちゃんの心拍数を確認して、元気度を調べます。
心拍数に異常がある場合は、予定日を待たずに帝王切開で出産することになることもあります。

骨盤X線検査

お産のとき、スムーズに産道を通り抜かられるかどうかは、ママの骨盤の形や大きさが影響します。
帝王切開が必要かどうかの判断材料として検査しますが、最近ではあまり行われなくなってきました。

内診・おりもの検査

子宮口の開き具合や硬さ、子宮頸管の長さをチェックします。
破水や出血の有無、おりものの状態、GBS感染も一緒にチェックします。
GBSとは膣内にいるB群溶血性連鎖球菌のことで、ママに悪さをすることはありませんが、お産の際に赤ちゃんに感染すると、非常に状態が悪くなることがあります。

超音波断層検査

赤ちゃんの推定体重を算出したり、発育具合や姿勢、各器官の異常の有無、臍帯や胎盤の状態などのチェックを行います。
36週以降は羊水のチェックも行います。

お産の流れは?

破水・陣痛
どちらかがお産の始まりのサインです。

病院に行く
もし一人のときは陣痛タクシーを呼んでください。

陣痛間隔が狭まる
余裕があれば陣痛室で食事をとったり、家族と会話をしてリラックスを心がけましょう。

分娩室に入る
このとき陣痛の間隔は2分間隔になっています。

出産
ついに可愛い赤ちゃんとご対面です!
パパもママも感動の瞬間です。
出産までは平均時間は、初産婦で11〜15時間、経産婦で6〜8時間かかります。

持っていくと便利なお産グッズ

ストローと飲みもの

出産のときは汗をかくので、水分補給に飲みものを準備しておきましょう。
ストローがあると飲みやすく、便利ですよ。

クッション

もたれたり、しがみついたり、叩いたり、あると大活躍です。

ホッカイロ

痛みを感じやすい部分に貼っておくことで、血流が良くなり、痛みが和らぎます。

ソックス

お産のときも冷えは大敵です。
身体を温めることが痛みを和らげてくれるので、冷え予防にも便利です。

うちわ

陣痛の間隔が狭くなるほど、暑くなり汗をかくようになるので、うちわがあると便利ですよ。

テニスボールとゴルフボール

腰に押し当ててゴロゴロすると陣痛が和らぎます。

陣痛の特徴を知って乗り切ろう!

痛みはずっとは続かない

陣痛には必ず休みがあります。
はじめは10分おきに、最終的には2分おきに陣痛がきますが、間欠期にはまったく痛みを感じません。
その間に呼吸を整え、水分を摂り、体力を回復させましょう。
痛みをともなう陣痛は長くても1分です。
そう思って乗り越えましょう。

体力とリラックスで強弱をつけて

疲れて体力が尽きてくると、子宮収縮が弱くなり、お産が進みません。
緊張も子宮口の開きを妨げますので、リラックスするためにも香りや音、照明などを工夫してみましょう。

子宮口の開き方

約5〜10分間隔の陣痛

お産が始まったころです。
子宮口は1〜2cmくらい。
痛みというよりは、お腹が強く張るような感じです。
規則的な子宮の収縮に合わせて、子宮口が開こうとしています。

約3〜5分間隔の陣痛

ここまでが大変!
子宮口は4cmくらい。
子宮の収縮が痛みとして感じるようになり、最も時間のかかる時期です。
ここまで開くとはずみがつきます。

約2〜3分間隔の陣痛

いきみをこらえるのが大変になってきます。
子宮口は7〜8cmくらい。
痛みはさらに強くなり、がまんが必要な時期です。

約2分間隔の陣痛

いよいよ誕生です!
子宮口は全開大(10cm)になり、いよいよ分娩台へ行きます。
分娩の平均時間は初産婦で11〜15時間、経産婦で6〜8時間です。
ここまできたら感動の対面はすぐそこです!

◯陣痛促進剤ってなに?
予定日が過ぎてしまったり、陣痛が弱くなってしまったときに使うのが陣痛促進剤です。
体内で作られるホルモンと同じ成分で、使うときは分娩監視装置をつけて陣痛の間隔や赤ちゃんの心拍数を確認しながら慎重に進めていきます。

無痛分娩は痛くない?

無痛分娩とは、硬膜外麻酔を使ってお産の痛みを軽くする方法です。
本人が希望する場合と、高血圧などの医学的な理由で医師がすすめる場合とがあります。

無痛分娩には特別な手技や管理が必要なため、無痛分娩が可能な施設が限られてきます。
希望する場合は、可能な施設を早めに調べておくようにしましょう。

ですが、この無痛分娩、実はまったくの「無痛」ではありません。
また、硬膜外麻酔は局所麻酔のため、意識もあります。
出産で体力を消耗せずに済むことから、海外では主流の出産方法ですが、まだ日本では一般的とはなっていません。

出産の基礎知識


誰にも予測できない出産の瞬間。
どんなことが行われているのかを知っておきましょう。

陣痛の対処法

出産を乗り切るための呼吸法にはいろいろな種類があります。
代表的な呼吸法には、深く瞑想しながら呼吸を整え痛みを逃す「ソフロロジー」や、ヒッヒッフーで知られている「ラマーズ法」などがあります。
自分に合うものを選びましょう。

陣痛中の医療処置

血管確保

緊急帝王切開などの一刻を争う事態が起こったときに、点滴を打つための血管を確保しておく必要があります。

剃毛(ていもう)

会陰切開のときに感染症を予防するため、陰毛を剃る処理のことです。
全部ではなく、会陰周辺だけで大丈夫です。
最近では剃毛をしない病院の方が多いようです。

浣腸

浣腸をすると腸の動きが活発になり、お産が進みやすくなることから、入院時に浣腸を行う病院もあります。
産道を広げる処置としても行われることもあります。

導尿

陣痛が強くなり、トイレに行けなくなるとカテーテルを尿道に入れて尿を出します。
違和感はありますが、痛みはほとんど感じることはありません。

続いては、出産時に行われる手技についてお伝えしていきます。

鉗子分娩・吸引分娩

お産が思うように進まなかったり、赤ちゃんの心拍数が急に低下して赤ちゃんが苦しくなったときに、赤ちゃんの頭を引っ張り出して、素早くお産をする方法です。
赤ちゃんの頭が十分に下がった状態でないとできない手技なので、帝王切開の方が安全か医師の慎重な判断が必要になります。
鉗子分娩・吸引分娩ともに産道を拡げるために、会陰切開を行うことが多いです。

◯鉗子分娩
金属製のヘラ状の器具で頭を挟んで引き出します。

◯吸引分娩
吸引カップを挿入して赤ちゃんの頭を引き出します。

赤ちゃんの頭が出る瞬間に、腹圧が足りないときは医師か助産師がお腹を押すこともあります。
この方法を「クリステレル法」といい、鉗子分娩・吸引分娩と一緒に行うこともあります。
吸引することで赤ちゃんの柔らかい頭が伸びたり、コブができることがありますが、自然と治るものなので心配いりません。

会陰切開(えいんせっかい)

会陰(膣の出口と肛門の間)はホルモンの働きによりお産の時は伸びたり、薄く柔らかくなります。
しかし、会陰の伸びが悪いときや赤ちゃんの心拍数が下がっているときは切開する必要があります。
もし自然に裂けてしまった際に、最悪の場合には肛門や直腸まで裂けてしまい、手術室で縫合しなくてはならないためです。
そのため、初産婦は会陰切開する可能性が高くなります。

切ることになった場合には、局所麻酔を行い、医療用はさみで3〜5cm切ります。
切開の方法は、斜めに切る「正中側切開」と下に切る「正中切開」があります。
また切開するときは、医師が赤ちゃんの頭を手でガードするため、赤ちゃんが傷つく心配はありません。

切開した部分の縫合は、出産後に胎盤が出たところで行います。
一般的には抜糸を必要としない溶ける糸を使います。
痛みを感じたら、医師に伝えましょう。

赤ちゃんのリスクを少なくする帝王切開


出産時に行われる手技で、赤ちゃんのリスクを少なくして素早くお産をする方法として帝王切開があります。

帝王切開とは?

自然なお産の流れにのり、赤ちゃんはママの子宮口から外の世界に誕生します。
しかし、何らかの理由によって赤ちゃんが出てこられない場合は、手術によりママのお腹を切開し、赤ちゃんを取り出さなくてはなりません。
この手術を「帝王切開」といいます。

帝王切開には、妊娠中に帝王切開が決まり、計画的に行われる「予定帝王切開」と、お産の途中で急遽行われる「緊急帝王切開」の2つがあります。
また、切開にも2種類の方法があります。

◯腹壁縦切開
お腹を縦に切開する方法です。
傷あとは目立ちやすいですが、手術の視野が広く、手術操作がやりやすいため、緊急手術や前置胎盤などの難しい手術に向いています。

◯腹壁横切開
お腹(下腹部)を横に切開する方法です。
傷あとは目立ちにくいです。

通常、帝王切開は下半身の痛みだけを取り除く腰椎麻酔で行われるため、ママは意識もあり、赤ちゃんの産声を聞くことができます。
手術が始まってから約5分で産まれ、子宮や腹壁を縫合して終了するまでに約1時間ほどかかります。

予定帝王切開の主な理由

児頭骨盤不均衡

妊娠中の赤ちゃんの頭が大きくて、ママの骨盤を通り抜けられない状況のことです。

前置胎盤

胎盤が子宮口をふさぐような位置にあるため、赤ちゃんが出てくることができない状況のことです。

逆子

逆子の場合、最後に一番大きな頭が出にくくなり、へその緒が圧迫されて赤ちゃんに酸素や栄養が送られなくなる可能性があります。

多胎

双子や三つ子の場合、お産中に赤ちゃんの状態が悪くなりやすくなります。
後遺症が残ることもあるため、帝王切開になることが多くなります。

合併症

母子どちらかに合併症がある場合や、過去に子宮手術歴がある場合は、負担を軽減するために帝王切開を選択することがあります。

帝王切開の手術歴

前児を帝王切開で出産した場合、子宮破裂のリスクがあるため、次の子も帝王切開になることが多いです。

緊急帝王切開の主な理由

分娩停止

陣痛開始後、児頭骨盤不均衡や原因不明でお産の進行が止まってしまい、鉗子・吸引分娩ができない状況では、帝王切開が選択されます。

常位胎盤早期剥離

赤ちゃんが産まれた後に剥がれるはずの胎盤が、出産前に剥がれてしまう状況のことです。
母子ともに危険な状態のために、一刻も早く帝王切開が必要となります。

回旋異常

赤ちゃんがうまく回転しながら産道を通ってこられない状況のことです。

軟産道強靭

臍帯の圧迫などによって赤ちゃんが苦しくなってしまった場合、子宮口がなかなか開かず、赤ちゃんが降りてこられない状況のことです。
他にも、赤ちゃんの状態が悪くなったとき、お産が長引いて母体に危険があるときに緊急帝王切開を行います。

手術後の身体や生活

翌日から立って歩く

手術後、長い間動かないでいると下半身の血流が悪くなります。
そのため、血液が固まり、血管が詰まる心配があります。
手術翌日から少しずつ動き、歩く練習をスタートします。

食事も翌日から

手術の翌日から腸が動き始めるので、水分の摂取から始めます。
その後、流動食→おやゆと段階を踏んで普通食に戻します。

赤ちゃんのお世話

授乳や赤ちゃんのお世話は、手術翌日くらいからスタートします。
ママの体調を見ながら、無理をしないように少しずつ始めていきます。

シャワー・入浴

シャワーは医師の許可が出れば、手術後3〜4日から可能になります。
湯船に浸かれるのは1ヶ月検診が終わってからとなります。

退院

手術後の経過に問題がなければ、7〜10日ほどで退院ができます。

お産を誘発・促進する処置


お産の際に、いくつかの原因により赤ちゃんが出てこないこともあります。
そのときにどんなことが行われているのか、お産を誘発・促進する処置について知っておきましょう。

微弱陣痛(びじゃくじんつう)

陣痛は赤ちゃんを押し出すために子宮が収縮することで起こります。
そのため、赤ちゃんがスムーズに産まれるためにはとても大切なことです。
通常であればお産の進行とともに感覚がどんどんと短くなり、同時に強くなってきますが、陣痛がいっこうに強くならなかったり、最初は順調だったのに途中から陣痛が弱まることもあります。
これを「微弱陣痛」といいます。
分煙監査装置で陣痛の強さや間隔、持続時間をチェクしたり、分娩の経過を見ながら判断します。

多胎妊娠や羊水過多症、巨大児出産などで大きくなった子宮の筋肉が伸びきってしまうと、収縮しにくくなり微弱陣痛になることがあります。
また、ママの極度の疲労や緊張、子宮筋腫や子宮奇形、高齢出産、回旋異常などの理由で微弱陣痛になることもあります。
陣痛促進剤、鉗子・吸引分娩、帝王切開によってお産を行います。

臍帯下垂(さいたいかすい)・脱出

通常はお産が始まると赤ちゃんの頭は子宮口にぴったりとはまった状態で産道を降りてきますが、赤ちゃんの身体と子宮口の間に臍帯が入り込んだ状態になることがあります。
この状態が破水前になることを「臍帯下垂」、破水後に臍帯が出てしまうことを「臍帯脱出」といいます。
とくに臍帯脱出は、臍帯が圧迫されて赤ちゃんが低酸素状態となるため、緊急を要します。
原因として、逆子や横位、児頭蓋骨盤不均衡、低出生体重児、羊水過多症、臍帯が70cm以上になる過長臍帯があります。
鉗子・吸引分娩、帝王切開によってお産を行います。

胎盤機能不全(たいばんきのうふぜん)

胎盤機能が低下すると赤ちゃんに栄養や酸素を供給できなくなるため、胎内での発育遅延や出産後の低血糖、通常より赤血球が増加する多血症などの症状が現れます。
妊娠高血圧症候群、糖尿病、腎炎などの合併症がある場合や高齢出産などが原因とされています。
また、病気がなくても出産予定日が過ぎてくると胎盤機能は衰えてくるため、妊娠42週を過ぎても陣痛が始まらない過期妊娠も原因のひとつです。
人工的に陣痛を促して出産をする誘発分娩、帝王切開によってお産を行います。

軟産道強靭(なんさんどうきょうじん)

軟産道とは、産道の筋肉や靭帯からなる柔らかい部分をさします。
通常、軟産道はお産が近づくにつれ、ホルモンの影響で軟らかくなり、伸びがよくなります。
これは、赤ちゃんが通り抜けやすくなるためではありますが、「軟産道強靭」は軟産道が硬く、伸びが悪い状態をいいます。
そのため、出産時間が長引く可能性があります。
メトロイリンテル、帝王切開によってお産を行います。

児頭蓋骨盤不均衡(じとうこつばんふきんこう)

お産が近づくと、骨盤は赤ちゃんが通る準備のために、ホルモンの働きによって緩み、開きやすくなります。
赤ちゃんの頭の形を少し変化させたり、一時的に頭を小さくしたりしますが、それでもママの骨盤が狭くて通り抜けられないときは経腟分娩が難しくなります。
これを「児頭蓋骨盤不均衡」といい、ママの身長が150cm未満の場合や赤ちゃんが巨大児などの場合に起こります。
必要と判断されれば帝王切開によってお産を行います。

出産の緊急時の対処法

卵膜剥離

子宮頸管が成熟しているにも関わらずなかなかお産が始まらないときや、陣痛が順調に起こらないときに行う処置を「卵膜剥離」といいます。
卵膜を子宮壁から少し剥がすことで刺激を与えることで、陣痛が強まったり、子宮口が開くようになります。

ダライパン

「ダライパン」とは吸水すると2〜3倍に拡張するスティック状の医療器具のことです。
分娩を誘発したいときや、お産が始まっても子宮口の開きが悪いときに、子宮頸管に挿入します。
頸管内の水分を吸って約4時間で2〜3倍の太さになり、子宮口を押し上げます。

メトロイリンテル

「メトロイリンテル」とは、ゴム製の風船のような器具のことです。
しぼんだ状態で子宮口に挿入して、その中に滅菌した水を注入して膨らせます。
膨らませた圧力によって妊婦の子宮口を押し広げることで、陣痛を誘発、促進させることができます。

お産が長引いた場合のリスク

胎児機能不全

ママから供給される酸素の量が減って、赤ちゃんが苦しくなる状態をいいます。
主な原因は4つあります。
① 臍帯圧迫(破水前の臍帯下垂、破水後の臍帯脱出)
② 胎盤機能不全(妊娠高血圧症候群、過期妊娠)
③ 早産
④ 常位胎盤早期剥離
鉗子・吸引分娩、帝王切開によってお産を行います。

遷延分娩(せんえんぶんべん)

規則的な陣痛がきてから赤ちゃんが誕生するまでの時間は初産婦で11〜15時間、経産婦で6〜8時間が目安です。
それよりも大幅に時間がかかることを「遷延分娩」といいます。
初産婦で30時間以上、経産婦で15時間以上たっても産まれない場合をさします。
陣痛促進剤、鉗子・吸引分娩、帝王切開によってお産を行います。

お産のあとの流れ


おぎゃー!という赤ちゃんの元気な産声が聞こえたら一安心です。
その後、しばらくして軽い陣痛とともに胎盤が体外に出たらお産は終了です。
ただし、産後2時間は容態が急変する可能性が高い場合は、すぐに部屋に移らず分娩台に横たわって過ごします。
陣痛・出産・産後までを同じ部屋で過ごせるLDRの場合は、ベット状に変形させます。

赤ちゃんは臍帯を切ってもらい、血や体液などを拭ってもらったあと、肺に残っている羊水を吸い出されます。
その後、赤ちゃんの体温を保持するためのインファントウォーマーで、呼吸の状態や皮膚の色、心拍に異常がないかを確認します。
母子ともに元気であることが確認されたら、寝ているママの胸元に赤ちゃんを抱くカンガルーケアをしたり、初乳を与えたりします。

2時間ほど休んだら、異常がなければ歩いて、異常がみられればストレッチャーや車椅子に乗って病室に移動します。
ママによっては産後の痛みで休めないこともあります。
ですが、ママの体力回復は肝心ですので、遠慮せずに産院スタッフに相談しましょう。
お産から6〜8時間たったら血圧・脈拍・体温をもう一度チェックします。

ママがお産直後に受けるケア

身体をチェック
出血の具合
会陰の傷の様子
子宮の収縮具合

初乳を与える
赤ちゃんの口をママの乳首に寄せて当てるだけで、吸てつ反射によって赤ちゃんは本能で乳首を吸います。

身体を拭いて、着替えをする
大量の汗と血や羊水がついた分娩着を脱がせてもらい、身体を拭いてから入院着やパジャマに着替えます。

赤ちゃんがお産直後に受けるケア

へその緒を切る
臍帯の拍動がおさまったらクリップで止血し、ハサミで切ります

羊水を吸い出す
肺の中に残っている羊水は初めての呼吸とともに吐き出されますが、残りの羊水は口からカテーテルで吸引します。

身長・体重測定
赤ちゃんの身長と体重を測っておき、どれくらい成長しているかの目安にします。日本人の平均出生体重は3,033gです。

初乳が大切!

産後4〜5日までの黄色みがかかった母乳のことを「初乳」といいます。
初乳には免疫成分が豊富に含まれていて、赤ちゃんを病原菌から守ってくれます。
出産前は胎盤・臍帯を通して、産後は母乳を通して赤ちゃんは免疫を獲得して、生後6ヶ月まで効果が持続されます。

初乳のメリットとは?

◯母子のスキンシップが自然にとれる
◯産後の子宮の回復を促進してくれる
◯エネルギー消費を促進し、脂肪を燃焼してくれる
◯必須脂肪酸や乳酸菌など、赤ちゃんの発育発達に必要な栄養素をたっぷり含んでいる

パパも知っておきたい産後のママの状態

1. 子宮の状態

赤ちゃんも胎盤も出しきって子宮はスッキリした状態、と思いきや、内側は傷だらけの状態です。
胎盤はいわば血管の塊のようなものです。
子宮内や産道となる子宮頸管から膣にかけても小さな傷がたくさん残っているため、しばらく出血が続きます。
また、子宮が元のサイズに戻ろうとする後陣痛が痛くて眠れないママも少なくありません。

◯後陣痛とは
産後も子宮収縮が続くことを後陣痛といいます。
子宮が元に戻ろうとするため起こり、経産婦の方が後陣痛が強い傾向があります。

2. 全身の状態

お産によって体力は激しく消耗されます。
出産直後は出血にともなう貧血など、身体の変化が激しく、赤ちゃんと胎盤を出したばかりの子宮や、初乳を与えたばかりの乳房なども変化しています。
また、血圧も変化しやすく、妊娠期間中に膀胱が圧迫されていたため膀胱麻痺が起こることもあります。
そのため、産後の入院中は血圧と尿のチェックは大切です。

3. 乳房・乳首

出産の終わりと同時に乳房の中の乳腺から母乳が作られはじめ、乳房が張る状態になります。
初乳では入管口がすべて開いていない可能性がありますので、赤ちゃんの吸う刺激でさらに母乳が作られるというサイクルを作りましょう。

4. メンタル面

ホルモンバランスの急激な変化、初めての育児経験による不安とストレスは大きいものです。
また、赤ちゃんもいつどのようなことが起こるかは誰にも予測できません。
入院中は助産師さんがケアをしてくれますが、いざ帰宅し、家に帰る産後2週間〜が、もっとも産後うつを発症しやすい時期であることがわかっています。
パパはいつも以上に、ママのメンタル面をケアしてあげましょう。

5. 会陰切開のあと

赤ちゃんを出やすくするために切った会陰切開の縫合のあとは、傷を消毒し、3日程度でふさがります。
トイレのとき、いきんでも裂けることはありませんし、糸も自然に溶けます。
ですが、最初の数日は痛みが残っているママも多いため、座るときには座椅子クッションで痛みを和らげるなどして、完治するまで身体をいたわりましょう。

6. 帝王切開のあと

帝王切開の場合は、後陣痛に加え、前にかがんだときに腹壁の痛みが感じることがあります。
笑うなど、お腹に力が入る行動も、出産直後は辛く感じることもあります。
痛みを我慢すると必要以上に体力を消耗してしまうため、鎮痛剤を処方しましょう。
また、産後1ヶ月は入浴ができないため、上の子がいる場合はパパがお風呂に入れるようにしましょう。

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Yuko

Mama writer
2人の男の子のママです。まだまだ戸惑う育児、時間に追われる家事ですが、夫婦で協力して忙しいながらも今しか味わえない日々を楽しめるようにしています。記憶に残るライターとして皆さまにお届けしていきます。

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