赤ちゃんはしょっちゅう病気になったり、けがをしたり、夜中に高熱を出したりと急病で気を抜けません。
病院にいったほうがいいのか、様子をみたほうがいいのかと迷うこともあるでしょう。
そんなとき急病に備えておくとなにかと安心なものをご紹介します。
体温計
「熱?」と思ったら、まずはきちんと熱を測りましょう。
測った時間・体温をメモしておくと、後でお医者さんに見せて診断してもらうことができます。
でも、なかなかじっとしていてくれない赤ちゃん。
具合が悪くてぐずっていれば、なおさらです。
体温を測るのは大変! 短時間で正確な体温が測れる体温計なら、ほんのちょっとの時間で済みます。
25~40秒で予測測定ができる体温計もあり、赤ちゃんがぐずっていても早く体温を測れます。
ズレずに測れる薄い平型のバランス設計で、子どものワキの下にもはさみやすく、安定して測ることができます。
また、耳に入れて図る体温計も。ワキをいやがる子には、知られずに体温を測れるので便利です。
氷のう
「熱が高くなってきて、ちょっとつらそう……」。
そんな急病のときは、ワキの下を冷やしてあげましょう。
ワキは皮膚のすぐ下に太い血管が通っています。
ここを冷やせば効率よく熱を下げることが可能。
10分ほど冷やすと体温が下がってくるので、苦痛をやわらげてあげることができます。
発熱の時、むやみに解熱剤を使ってはいけません。
まずは冷やしてあげましょう。
そんな時、すぐに使えるのが氷のうです。
小さなサイズの氷のうを用意しておいて、発熱の時には氷を入れてワキに当てます。
氷のうがあれば、発熱時だけでなく、打ち身捻挫など怪我の時にも使えます。
一家にひとつは氷のうを備えておくと、何かと使えて便利!
発熱専用の、ワキにあてるジェル袋もあります。
ワキからずれにくいようにゴム付きのものも。
特にお熱が心配な場合や暑くて寝苦しい時にも万能の力を発揮しますよ。
イオン飲料
熱が高い時、忘れてはいけないのが水分補給。
脱水症状を起こさないように、こまめに少しずつ飲ませてあげます。
冷たさが刺激になって吐き気を誘うこともあるので常温で。
食欲がなくて食べられなくても、水分補給は必要です。
吐いた場合は、時間をおいてから少しずつ様子を見ながら飲ませます。
夜中に熱が出た時、赤ちゃんや子ども用のイオン飲料は、深夜にはなかなか手に入りません。
大人用のスポーツドリンクとは成分が違うので、ベビー専用のものを買い置きしておくと安心ですね。
バスタオル
「やっぱり苦しそう……。お医者さんに見てもらうために連れていかなくちゃ」。
そんなときは、バスタオルを1枚。
抱き上げる時、診察を受ける時、くるんであげると赤ちゃんが安心します。
点滴や座薬や採血、怪我ならレントゲンなどを受けなければならなくなることもあります。
赤ちゃんが暴れてしまうと、速やかに診てもらえなくなるので、バスタオルでくるみ、赤ちゃんの手足がばたばたして診察が受けられないことを防ぎましょう。
よりよい診断をしてもらうためにも、布1枚を使う知恵を。
薄手のバスタオルならかさばらないので、常にバッグに1枚入れておくこともできますね。
そそうなどをして濡らしてしまっても、薄手のバスタオルなら洗ってもすぐに乾きます。
品質のしっかりした国産のタオルなら使い勝手も○。
ガーゼ使いのタオルが薄手で肌当たりもよくオススメです。
エチケット袋
救急の時、自家用車やタクシーでお医者さんの所へ向かうこともあります。
クルマに乗ると、体調の悪い子は吐いてしまうことも……。
乗る時に持っていきたいのが、通称ゲロ袋。
吐いたものが固まる、携帯できる袋があると安心です。
小さな子の口元に当ててあげられるように、大きくしっかりした受け口がついているものの方が漏れを防げます。
突然の吐き気にもすぐに取り出せるように、手元に置いてクルマに乗れば万全。
吐いたものをお医者さんに見せる必要もある場合も。
そのまま病院へ持っていきましょう。
ばんそうこう
「モイストヒーリング」って聞いたことがありますか?
ちょっとした怪我の場合、むやみに消毒すると治癒を遅らせることがあります。
そこで傷をピッタリ覆い、傷口に出てくる体液(滲出液)を保持した方が、早くきれいに治るという新しい考え方がモイストヒーリングです。
自然の治癒力を最大に生かして傷を治すことですね。
この考えで作られたばんそうこうがあります。
膝をすりむいたり、頭から転んでしまったり、そんなことの多い時期、モイストヒーリングばんそうこうを用意しておくと安心。
傷口に砂などがついている場合は流水でよく洗ってから貼ります。
ただし、犬に噛まれたなど傷口から感染の危険がある場合や、処置が必要な大きな怪我は、速やかにお医者さんに診てもらいましょう。
携帯電話
最後は、いまやほとんどの人が持っている携帯電話。
急病の時はこれほど必要になるものはありません。
かかりつけの病院の電話番号を登録しておきましょう。
お住まいの地域の深夜・救急受け入れ先の登録も。
ただし、病院内は携帯電話の使用が禁止されていることが多いです。
携帯電話はマナーを守って使用しましょう。
とっさの時には、頭が真っ白になって自分の居場所が説明できなくなってしまうこともあるので、自宅の電話機のまわりの目につくところに自宅の住所と電話番号を書いたメモを貼っておくと、瞬時に読み上げることができます。
病院へ行く時には、母子健康手帳と保険証、医療証を持っていくのも忘れずに!
まとめ
子供の急病やけがなどに、すぐに対応できるよう、常備しておきたいものをご紹介しました。
男の子は熱、けがも多いですし、女の子の急病や吐き気も。
性別はといませんが、赤ちゃんは環境の変化で体調を崩したり、ちょっとした変化にとても敏感で、体で感じ体調が悪くなることで訴えます。
ママはしょっちゅうあることなんだと腹をくくって、こういうときはこれ!というグッズを持っているとそれだけで安心です。
ご紹介したものはかさばるものでも場所をとるものでもないので、一通りそろえておいて、いざというときに「備えあれば憂いなしだったわ」といえる余裕をもったママは、子供にとっても頼りになるかっこいい存在だと思いますよ。

Yuko
Mama writer
4歳と1歳の男の子のママです。まだまだ戸惑う育児、時間に追われる家事ですが、夫婦で協力して忙しいながらも今しか味わえない日々を楽しめるようにしています。記憶に残るライターとして皆さまにお届けしていきます。
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